アルミニウムの特徴
- 軽い
- アルミニウムは鉄より軽く、金属の中でも軽い部類に入ります。電車や車など、軽量化が求められる製品でもアルミニウムの導入比率は今も伸びています。
- 耐食性が高い
- アルミニウムはその特性上、表面を強力な酸化被膜が覆っており、腐食しづらい特徴があります。さらにメッキをすることにより耐久性が向上します。
- 加工性が高い
- アルミニウムは、加工硬化が少なく、線膨張率も小さい特性があります。 精密加工においてはアルミニウムは最も適した素材の1つです。
- 磁気を帯びない
- アルミニウムは非磁性で磁場に影響されませんのでコンパスなどに使用されています。また、磁石にひっつかないのも特徴のひとつです。
- 熱伝導率が高い
- アルミニウムの熱伝導率は鉄の約3倍です。逆に急速に冷えるという特徴もあります。つまりヒートシンクや冷暖房装置にアルミニウムが使用される理由はそこにあります。
- 材料入手性が良く、安価
- 金属全体から見た流通量が多く、在庫リスクも低いので入手しやすく安価な材料です。
アルミニウムの種類
- A1050
- 比重2.7 /
耐食性はアルミニウム合金中最良。純度99.50%。(純アルミ)
- A1070
- 比重2.7 /
純度99.7%以上の丸棒。(純アルミ)
- A1100
- 比重2.7 /
純度99.0%以上の一般用アルミニウム。上記と同じ。(純アルミ)
- A1050H-0
- 比重2.7 /
純アルミA1050の生し材。(純アルミO材)
- A1050H-0
- 比重2.7 /
純アルミA1050の生し材。(純アルミO材)
- A2017
- 比重2.8 /
ジュラルミンと呼ばれ強度が高い。(AI‐Cu)
- A2024
- 比重2.8 /
A2017より強度が高く、切削加工性が良い。(AI‐Cu)
- A5052
- 比重2.7 /
耐食性・溶接性が良い。一般的な工作に一番向いている。(AI‐Mg)
- A5052H-O
- 比重2.7 /
A5052の生し材。(AI‐Mg)
- A5056
- 比重2.6 /
アルマイト処理性(染色性)が良い。(AI‐Mg)
- A6063
- 比重2.7 /
押出成型性が良く、複雑な断面形状の型材も製作可能。(AI-Mg-Si)
- A7075
- 比重2.8 /
アルミ合金中、最高の強度。耐食性劣る。高コスト。(AI-Zn-Si)
最適な素材が分からない、もっと効率の良い素材を選びたいなど、素材選定からもご相談頂けます。
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対応する加工
- フライス・マシニング加工
- マシニングセンタとは、工具を自動で交換しながら加工ができる工作機械です。 コンピューター制御ですので、一定かつ高い加工精度を実現できます。
- NC旋盤加工
- NC旋盤とは各種の旋盤に数値制御装置を取り付け、 刃物台の移動距離や送り速度を数値で指示できるようにしたものです。
- ワイヤーカット放電加工
- 真鍮製のワイヤーに電流を流して切断する方法です。
- 板金加工
- 板金加工とは主に薄い板材に穴あけ・ねじ切り・曲げ・溶接などの加工をすることを言います。
- 歯切り・キー溝加工
- 歯切りとは、歯車を作るうえで最も重要な加工のこと。特殊なバイトを用いて製作します。
- 溶接・YAGレーザー溶接加工
- 鉄、ステンレス、アルミを中心に各種溶接加工ができます。
- 研磨
- 研磨も込みで加工可能です。
- レーザー加工
- レーザー加工は切断幅が小さく金属に対しての熱影響が少ないので、歪が少なく自由な加工形状と、滑らかな切断面が得られます。
- メッキ
- 金属には様々な表面処理を施すことができます。
素材に対する効率的な加工方法や設計を実現する為に最適な加工法もご相談頂けます。
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製品事例
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アルミニウム
軸受フタ(A2017+白アルマイト) -
アルミニウム
カバー(A5052+黒アルマイト) -
アルミニウム
治具(A5052) -
アルミニウム
block(A7075-T6+赤アルマイト) -
アルミニウム
アーム(A7075)