Glossary用語集

プラスチック・樹脂用語解説

※本用語集は、当社で調べた用語の意味を簡潔に記載しています。
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輸入税 貿易知識

輸入した製品を引き取る際に支払う必要のある税金の総称。輸入税の内訳は関税と内国消費税とに分かれます。 輸入税を支払わなければ、輸入した製品を引き取る事が出来ません。輸入税の種類は従量税と従価税とに分かれております。 つまり、輸入申告時の貨物の価格または数量を基準として課せられます。 ・国が定める基本税率 ・WTO協定同士で定める協定税率 ・EPAを締結している相手国からの産品を対象とし、WTO関税よりも安い税率 ・一時的に基本税率によりがたい事情がある場合に、一定期間基本税率に代わって適用される暫定的な税率の暫定税率 ・経済が開発の途上にあり、特恵関税の供与を希望し、わが国が適当であると認めた国・地域に対して適用される特恵税率 に分かれるが、常に基本税率に優先して適用されます。 通常、輸入手続きは個人でも可能です。輸入申告書を作成する際に、関税や内国消費税が発生する場合には納付書も併せて作成して税関へ提出します。 税関での必要な審査及び検査が終了してから、納付書を申請者へ戻され、納付書通りの税金を納付後に税関から輸入許可がされます。 輸入貨物を保管する為にも費用が発生しており、保管料が無料である期間を過ぎてしまうと保管料も併せて支払う必要がある為、輸入貨物が保税倉庫へ搬入された後は 速やかに輸入申告及び納税を行い、貨物を搬出する事が望ましい。その為、個人輸入は慣れていないと難しいので、業者へ依頼するケースが多いです。 関税徴収の目的は大きく分けて3つあります・ ・財政機能 国の財源となりうる。 ・国内産業の保護 この目的が最も主な目的であり、競合する輸入品に不利となるような競争条件を変更し、国内産業を保護するという意味で、税率は諸外国の立場も考慮して決めます。 輸入されるすべての貨物に対して、商品を分類して税率を定められるように関税率表が作られており、その中で鉄鉱石や羊毛・綿花やゴムタイヤ・機械類などは無税になっている事が多いです。